[NKH]ニコ生企画放送局

【機材解説】Ustream Studio 渋谷はどんなところ？　日本初のUST本祝賀会に行ってきた

2010/05/15 放送技術 番組 記事／コラム 990

Ustream Studio 渋谷がオープンしました！ 予約制で利用できるUstream専用のスタジオです。利用料は無料！ ここで本日5/14にヒマナイヌの川井さんによる『USTREAM 世界を変えるネット生中継』の発売記念イベントが開催されました。スタジオの紹介を兼ねて、イベントの様子をお届けします！ もちろん私たちならではの機材解説もありますよー！

こちらが、今回出版された、『USTREAM 世界を変えるネット生中継』です。

ピンクの服を着ているのが、著者の川井拓也さん。プランニングカンパニー「ヒマナイヌ」の設立者の一人で、カメラの開発から広告プランニングまで、幅広いお仕事をされています。

スタジオには、たくさんの人達が集まり、放送に出演したり、裏方でカメラを操作したりされていました。このメンバーはすべて、川井さんがblog上で募集した人達。初対面でもてきぱきと放送が進んでいきます。

こちらが放送に利用した機材たち。モニタには各カメラの入力が4分割で表示されています。手前の機械は保存されているたくさんの動画をボタンで瞬時に再生できる、ビジュアルサンプラー P-10です。

奥にあるのが、ビデオを切り替えたりするための、ライブスイッチャー LVS-800です。ここら辺の機材の使い方は、著者の川井さんが動画で説明されています。http://www.himanainu.jp/himag/?p=3098

そしてたくさんのカメラが並んでいました。すべてのカメラの映像は黄色い端子のコンポジット信号でつながっています。

SONYのカメラがありました。

パナソニックのカメラも。

照明は2台の蛍光灯パネルライトを使っていました。スタジオで照明を用いる理由は２つで、普通の蛍光灯では光量が足りないこと。そして影ができてしまうので、もっとまわりこんだ優しい光で影を消してあげることです。

照明にはMFLOとのマークがありました

そして5台のワイヤレスマイクが動作していました。Sony社のプロシューマ用ワイヤレスマイクが新旧2台ずつ、それにShure社のワイヤレスキット。

ワイヤレスの送信機を、インタビューマイクの定番であるShure社のSM68につなげています。（このマイク、NKHでも所有してます）

会場は華やかです！

広報女子のみなさま。ADKやクックパッドなどネットで有名なサイトの広報のみなさまが参加されています。

ケーブルがスパゲティーのようにぐちゃぐちゃになってしまった送出卓です。どうしても音声や映像のケーブルはこうなっちゃいます。

ワイヤレスマイク用の送信機が大量にありました。現場では、ワイヤレスマイクは非常に便利です。

そしてここに鎮座ましましあられるのが、今回は使われなかった、NewTek社のTriCasterという放送ボード。これ１台とPCで、数台のカメラをつなげてテレビ局並の放送ができます。70万円から。

こんな、クロマキー合成をするための背景となるグリーンのシートももちろん完備。

撤収終了後のスタジオ。広々としています。ふつうの教室くらいの大きさです。20名程度のお客さんが入ると考えればよいでしょう。

結論として渋谷のスタジオは、個人ではちょっと機材も場所も用意するのが大変な人が本格的な配信をするのに最適だと感じました。民生品を上手く組み合わせてあり、超本格業務用機材ズラリというわけではありません。業務用機材だとかえって専用スタッフが必要となり、個人の手に余ることも多いので、現実的にはこうしたスタジオがベストだといえるでしょう。

スタジオの利用は、こちらから予約できます。１日１組ですので予約お早めに！

http://www.tv-bank.com/jp/service/ustream_studio.html

ソフトバンク汐留スタジオの様子もみてきました。そちらは業務用本格機材を投入しての放送でしたので、解説してみたいとおもいます。しばしお待ちを。

USTREAM 世界を変えるネット生中継

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タグ: ustream, カメラ, ヒマナイヌ, 機材, 音響